2025年 アメリカジョッキークラブカップの勝ち馬&穴馬は!?
過去データや傾向に基づいた全頭短評で、有力候補から穴馬まで徹底分析。
中山芝2200mのレース特性を踏まえ、勝ち馬に最も近い馬をピックアップします。
ぜひ、一緒に競馬を楽しみましょう!
2025年 AJCCの狙いたい馬
・先行から中団までで競馬できる
・前走、僅差で負けている
・持久力(スタミナ)のある
・軸は5番人気以内かつG1実績のある馬
25年AJCCの概要
開催日時
・実施日:2025/01/26(日)
・グレード:GII
・競馬場:中山競馬場
・距離:芝2200m (右 外 C)
・出走資格:4歳以上
・負担重量:別定
AJCCのコース形態と傾向
中山・芝2200メートル(外回り)
スタートは直線入り口付近で、1コーナーまでの距離は約432メートル。
スタンド前の坂を上った後、緩やかなカーブを経て進行します。
向こう正面は下り坂が続き、スピードが落ちにくいため、3コーナーからの仕掛けがレースの重要なポイントとなります。
4コーナーは急カーブで、最後の直線は310メートルと短く、ゴール前には急坂が控えています。
そのため、末脚の持続力とスタミナが求められるコース設定です。
逃げ切りや直線一気は難しく、先行馬が有利。
リピーターが好成績を残す傾向もあるため、コース経験のある馬には特に注目したいレースです。
過去から考えるレースの傾向
傾向をざっくり把握
血統から見える傾向
- サドラーズウェルズの血統: 過去10年のAJCCで、サドラーズウェルズの血を持つ馬が5勝を挙げており、スタミナと底力が求められるこのレースで好成績を収めています。
- ロベルトの血統: 同じく、ロベルトの血を持つ馬も4勝を挙げており、持久力が求められるレース展開に適しているとされています。
過去の勝ち馬の傾向
- 前走の距離とクラス: 前走で2500メートル以上のGⅠレースに出走していた馬が、AJCCで好走する傾向があります。
- 6歳以上の馬: 近年、6歳以上の馬が好走する傾向があります。特に、過去10年で単勝オッズ20倍以上で馬券に絡んだ5頭はすべて6歳以上。重賞勝ちなどの実績がある馬は要注意かも。
- 中山芝コースでの勝利経験:中山競馬場の芝コースでの勝利経験がある馬は、コース適性が高く、好走する可能性が高まります。
人気の傾向
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 3 | 0 | 5 | 20.0 | 50.0 |
2人気 | 2 | 1 | 1 | 6 | 20.0 | 40.0 |
3人気 | 2 | 2 | 2 | 4 | 20.0 | 60.0 |
4~6 | 2 | 2 | 5 | 20 | 6.9 | 31.0 |
7~9 | 2 | 1 | 2 | 25 | 6.7 | 16.7 |
10人気〜 | 0 | 1 | 0 | 48 | 0.0 | 2.0 |
年齢の傾向
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 2 | 4 | 2 | 15 | 8.7 | 34.8 |
5歳 | 3 | 1 | 3 | 22 | 10.3 | 24.1 |
6歳 | 4 | 1 | 3 | 27 | 11.4 | 22.9 |
7歳 | 1 | 3 | 1 | 13 | 5.6 | 27.8 |
8歳 | 0 | 1 | 1 | 20 | 0.0 | 9.1 |
9歳 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0.0 | 0.0 |
11歳 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0 | 0.0 |
枠の傾向
枠 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 0 | 1 | 12 | 7.1 | 14.3 |
2 | 1 | 1 | 2 | 8 | 8.3 | 33.3 |
3 | 1 | 1 | 0 | 14 | 6.3 | 12.5 |
4 | 1 | 1 | 3 | 10 | 6.7 | 33.3 |
5 | 1 | 1 | 1 | 15 | 5.6 | 16.7 |
6 | 2 | 2 | 1 | 15 | 10.0 | 25.0 |
7 | 1 | 2 | 1 | 16 | 5.0 | 20.0 |
8 | 2 | 2 | 1 | 18 | 8.7 | 21.7 |
AJCC過去10年の1~3着馬と前走レース
日付 | 着 | 枠 | 馬名 | 馬齢 | 人気 | 斤量 | 前走 | 各 | 間隔 | 前人 | 前着 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024 | 1 | 11 | チャックネイト | セ6 | 3 | 57 | アルゼンチン | G2 | 中10週 | 2 | 3 |
2 | 12 | ボッケリーニ | 牡8 | 2 | 57 | チャレンジC | G3 | 中6週 | 2 | 2 | |
3 | 2 | クロミナンス | 牡7 | 5 | 57 | ノベン | 3勝 | 中10週 | 3 | 1 | |
2023 | 1 | 4 | ノースブリッジ | 牡5 | 4 | 57 | 天皇賞 | G1 | 中11週 | 11 | 11 |
2 | 9 | エヒト | 牡6 | 5 | 57 | チャレンジC | G3 | 中6週 | 8 | 3 | |
3 | 6 | ユーバーレーベン | 牝5 | 3 | 55 | JC | G1 | 中7週 | 10 | 10 | |
2022 | 1 | 1 | キングオブコージ | 牡6 | 3 | 56 | 中日新聞 | G3 | 中5週 | 4 | 5 |
2 | 14 | マイネルファンロン | 牡7 | 11 | 56 | 中日新聞 | G3 | 中5週 | 14 | 17 | |
3 | 9 | ボッケリーニ | 牡6 | 4 | 56 | 中日新聞 | G3 | 中5週 | 2 | 4 | |
2021 | 1 | 9 | アリストテレス | 牡4 | 1 | 55 | 菊花賞 | G1 | 3ヶ月 | 4 | 2 |
2 | 4 | ヴェルトライゼンデ | 牡4 | 3 | 55 | 菊花賞 | G1 | 3ヶ月 | 2 | 7 | |
3 | 8 | ラストドラフト | 牡5 | 6 | 56 | アルゼンチン | G2 | 中10週 | 6 | 2 | |
2020 | 1 | 11 | ブラストワンピース | 牡5 | 1 | 57 | 凱旋門 | 4ヶ月 | 11 | ||
2 | 10 | ステイフーリッシュ | 牡5 | 5 | 56 | チャレンジC | G3 | 中7週 | 4 | 10 | |
3 | 2 | ラストドラフト | 牡4 | 4 | 55 | 中日新聞 | G3 | 中6週 | 3 | 2 | |
2019 | 1 | 8 | シャケトラ | 牡6 | 7 | 56 | 有馬記念 | G1 | 1年2ヶ月 | 7 | 6 |
2 | 4 | フィエールマン | 牡4 | 1 | 57 | 菊花賞 | G1 | 3ヶ月 | 7 | 1 | |
3 | 10 | メートルダール | 牡6 | 5 | 56 | 中日新聞 | G3 | 中5週 | 3 | 5 | |
2018 | 1 | 7 | ダンビュライト | 牡4 | 2 | 55 | サンタクS | 3勝 | 中3週 | 1 | 1 |
2 | 3 | ミッキースワロー | 牡4 | 1 | 56 | 菊花賞 | G1 | 3ヶ月 | 3 | 6 | |
3 | 9 | マイネルミラノ | 牡8 | 8 | 56 | 中山金杯 | G2 | 中1週 | 12 | 11 | |
2017 | 1 | 8 | タンタアレグリア | 牡5 | 7 | 56 | 天皇賞 | G1 | 9ヶ月 | 10 | 4 |
2 | 10 | ゼーヴィント | 牡4 | 1 | 55 | 福島記念 | G3 | 中9週 | 1 | 2 | |
3 | 1 | ミライヘノツバサ | 牡4 | 3 | 55 | 迎春S | 3勝 | 中1週 | 2 | 1 | |
2016 | 1 | 3 | ディサイファ | 牡7 | 2 | 57 | 金鯱賞 | G2 | 中6週 | 1 | 2 |
2 | 11 | スーパームーン | 牡7 | 3 | 56 | ディセン | L | 中4週 | 1 | 2 | |
3 | 7 | ショウナンバッハ | 牡5 | 7 | 56 | JC | G1 | 中7週 | 15 | 12 | |
20215 | 1 | 12 | クリールカイザー | 牡6 | 4 | 56 | ステイヤー | G1 | 中6週 | 1 | 3 |
2 | 14 | ミトラ | セ7 | 7 | 56 | 福島記念 | G3 | 中9週 | 6 | 1 | |
3 | 9 | エアソミュール | 牡6 | 2 | 57 | 金鯱賞 | G2 | 中6週 | 2 | 3 |
2025年 AJCC 出走馬一覧と短評
レーベンスティール
騎手: C.ルメール 脚質:差し・追込み
・前走 天皇賞 秋 (G1) 8着
・牡5/斤量 58.0
・継続騎乗
・約3ヶ月ぶりのレース
・中山では、オールカマーやセントライト記念で1着がある
・折り合い面の課題はあるが、陣営からは「ハミ受けを含めて心配だったが、馬具や調整方法を工夫して先週くらいから進歩が見られた」とのこと
・実績は上位だし、期待できる一頭
ダノンデサイル
騎手: 戸崎圭太 脚質:先行
・前走 有馬記念(G1) 3着
・牡4/斤量 58.0
・テン乗り
・戸崎騎手は中山では結果も出しているし、変わることに不安は無い
・有馬記念のあと、陣営からは「焦っている」というようなコメントは出てましたが、ここでは実績上位だと思うし、馬券内は外さないで欲しいと思う
コスモキュランダ
騎手: 横山武史 脚質:差し
・前走 中日新聞杯(G3) 6着
・牡4/斤量 57.0
・前走に続き継続騎乗
・キレ勝負というよりスタミナが必要なので、そういう点では合っているのでは
・中山では「24年 セントライト記念 2着」があるし、皐月賞や弥生賞でも連対している
・実績的に見れば、ここで巻き返してくる可能性はある
・出遅れ癖は気になる
ボルドグフーシュ
騎手:内田博幸 脚質:差し・追込み
・前走 チャレンジカップ(G3) 4着
・牡6/斤量 57.0
・鞍上はテン乗り(元々予定していた騎手が騎乗停止のため)
・中山では「22年 有馬記念 2着」がある
・右前脚屈腱の周囲炎から長期休養明け2戦目
・実績上位だし、前走も復帰明け4着は評価できるし、叩き2走目で上積みはありそう
・急遽の鞍上なのは、少し不安
ビザンチンドリーム
騎手:A.ルメートル 脚質:追込み
・前走 菊花賞 (G1) 5着
・牡4/斤量 56.0
・テン乗り
・中山は「24年皐月賞 13着」があるのみで、G1などの重賞ばかり走っていて、勝っていない
・後方からの馬なので、展開の助けが必要かも。今の中山の馬場状態で差しが届きそうなのか
・折り合い面で課題もある
・ただ、菊花賞5着は、評価できるとも思うし、今回のメンバーの中でなら馬券内はあってもなのですが、ルメートル騎手は、今のところ重賞で馬券になってないですし、中山を走ってもないんじゃないかなぁ…
ディープモンスター
騎手: 浜中俊 脚質:先行・差し
・前走 チャレンジカップ(G3) 2着
・牡7/斤量 57.0
・継続騎乗
・中山は21年皐月賞 7着があるのみ
・適度に好走している印象はあるのですが、G3で勝ちきりはしていない成績を考えると、今回のメンバーを考えると、どうなのかなぁという印象
マテンロウレオ
騎手:横山典弘 脚質:逃げ・追込み
・前走 中日新聞杯(G3) 3着
・牡6/斤量 57.0
・継続騎乗
・逃げたり、後ろからだったりで、今回どういう位置で競馬するのか
・前走は内枠を活かしたレースだったと思うし、すごくうまく乗ったけど結局は3着をどう考えるか
・叩いた上積が期待できるのか、相手関係的に厳しいと思うか…
・内枠引いたら、一考かな
ボーンディスウェイ
騎手:木幡巧也 脚質:先行・差し
・前走 中山金杯(G3) 3着
・牡6/斤量 57.0
・継続騎乗
・中山成績は21年2-0-0-1、22年0-0-1-2、23年1-2-0-1
・中山金杯も勝っている、中山適性はありそうなので、今回のメンバー相手でもやれるのかどうか
・重賞成績は0-0-2-7(24年 中山記念(G2) 10着)
・中山金杯の時も、重賞ではどうかなぁという印象もあっただけに、G2ではどうかなぁ…
チャックネイト
騎手:R.キング 脚質:差し
・前走 札幌記念(G2) 8着
・セ7/斤量 58.0
・「24年AJCC 1着」の実績があり、その時の鞍上が今回と同じキング騎手
・昨年よりも斤量は1㌔重たくなる
・24年8月以来のレースなので、約5か月半の長期休養明け
・近2走の負けをどう考えるか、悩ましい一頭
アラタ
騎手:大野拓弥 脚質:追込み
・前走 福島記念 (G3) 1着
・牡8/斤量 57.0
・継続騎乗
・中山成績 2-0-0-5
・今回と同舞台である「23年オールカマー(G2) 13着」
・年齢的にも、近走の成績的にも、ここで買うのは厳しい印象があるかな
ライラック
騎手:石川裕紀人 脚質:差し・追込み
・前走 エリザベス女王杯(G1) 6着
・牝6/斤量 55.0
・前走に続き継続騎乗
・過去10年、牝馬は「23年ユーバーレーベン(牝5) 3着」があるのみで、基本牝馬は難しそう
・23年には日経賞 4着とかもあるのですが、23年10月府中牝馬以降、馬券になっていない
アウスヴァール
騎手: 横山和生 脚質:逃げ
・前走 チャレンジカップ (G3) 15着
・セ7/斤量 57.0
・鞍上は、23年4月以来
・中山は、同舞台である「24年オールカマー(G2) 2着」があり、逃げて勝っている
・今回も、逃げて残れる可能性があるかどうか
・オールカマーでは、レーベンスティールが1着だったし、今回の相手関係を考えると、3着があるのかどうなのか…?
ポタジェ
騎手:岩田望来 脚質:先行・差し
・前走 大阪杯(G1) 10着
・牡8/斤量 58.0
・2走前に1度騎乗
・1年9ヶ月ぶりの復帰戦で、完調手前の印象、という記事も出ていたので、今回は様子見かな
・陣営からも「さすがに2年くらい開いているので、1回使って次がどうかな」とのこと
エヒト
騎手:吉田豊 脚質:先行・差し
・前走 中日新聞杯(G3) 9着
・牡8/斤量 57.0
・テン乗り
・今回と同舞台である「23年オールカマー(G2) 11着」、また「23年 AJCC 2着」もある
・前走が約10か月ぶりのレースで、今回叩き2走目ではあるが、近走の成績や今回の相手関係を見ると、難しい印象ではある
カラテ
騎手:杉原誠人 脚質:差し
・前走 中山金杯(G3) 13着
・牡9/斤量 57.0
・継続騎乗
・過去10年で9歳が馬券になったことは無いし、近走の成績を考えると、ここでの買い要素はむずかしいかな
・道悪になったら一考する余地はあるかも
枠順確定前の気になる馬
・ダノンデサイル
・レーベンスティール
・コスモキュランダ
・ボルドグフーシュ

穴馬としては「チャックネイト」が気になってます
最終結論 ※更新済み
・ダノンデサイル
・レーベンスティール
・コスモキュランダ
・ボルドグフーシュ
・チャックネイト
・マテンロウレオ

中心なのは、ダノンデサイルとレーベンスティールで、点数は絞って考えようかなと思ってます
ダノンデサイルとレーベンスティールは、ここでは馬券内にいてほしい
コスモキュランダは中山で巻き返しを
ボルドグフーシュも過去実績と前走から
チャックネイトは当日、馬体重など状態面が戻ってるようなら
マテンロウレオは3着ならあるかも
まとめ
今回は、2025年メリカジョッキークラブカップの、過去データと出走予定馬の簡単な特徴をご紹介しました。
過去のデータや出走予定馬の対戦成績などから、傾向と対策を導き出しつつ、
難しく考えすぎず、とりあえず競馬を楽しもう!をコンセプトにしてます。
勝ち馬に繋がる予想の参考になっていれば幸いです。
みんなで競馬を楽しみましょう♪